NHKスペシャル「ママたちが非常事態!?」が非常に面白かったんですけど、反響が大きすぎて3月にも急遽スペシャルが組まれていました。

子育てを科学的根拠(エビテンス)によって分析した番組となっていました。

知らない方、見逃した方、もう一度考えたい方は是非ご覧ください。

もう、ぜーんぶ、ぜーんぶ大事すぎるんですが、私が響いたところを抜粋してご紹介します。

1.みんなで子供を育てる「共同養育」が人間本来の子育て

700万年前、人間の脳に刻まれた本能は「共同養育」だったんです。
それは共同体、女性同志で助け合うものでした。
ですが現代の日本は核家族率は約8割。
子育てで頼りにしたい夫の家事育児時間は欧米に比べてこの短さ。
H22年と少し古いデータですが、番組で紹介されたデータともエビテンスが似通っていたのでこちらのデータを引用させて頂きます。

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(引用元:平成22年度「ワーク・ライフ・バランス社会の実現と生産性の関係に関する研究」報告書1

続けて、京都大学 霊長類研究所 教授 松沢哲郎氏はこう述べていました。
 
(現代の母親は)誰も助けてくれるわけではなくこどもを育てる
そんなこと 人間はできないんですよ
できるようには作られていない 


一緒に子育てしたい本能と孤独な育児とのギャップに苦しんでいる
子育てがつらいのはママのせいじゃない!

脳のしくみによるものだったんです!

だから「ママ友」を欲しがるのですね。
孤独の中、本能的なものを欲しているということです。
人に頼っていいんです。
幼稚園や保育園、ベビーシッターなど多いに活用していくべきなんです。


2.我が子の不可解な行動はお母さんのせいじゃなくて未熟な脳のため


人間の子供は生まれた時、脳の重さは大人の3分の1。
このように未熟で生まれてくるのは人間だけ。
だから助け=保育が必要なのです。
理由もなく泣く、人見知り、イヤイヤ期、それは脳が発達段階中で未熟なため起こるものなのです。
けれどその先には脳の成長があるので、歳を重ねるごとに楽になってくるのも理解できますね。

うちの末っ子も今まさしくこのイヤイヤ期。
上2人は非常に大人しかったので、たいしたイヤイヤ期はなかったのですが、末っ子はすんごいですよ!
大暴れします。逃走します。
泣く、わめく、暴力をふるう、湧き上がる衝動を抑えられません。

では我慢できる脳の育て方とは?一体どのようなものなのでしょうか?

要因:欲求衝動

原因:抑制機能を司る前頭前野の未発達からくるもの

解決策:脳の発達を待つ

未発達時の対策:無理やり我慢させても子供の脳の抑制機能は決して発達しません。
例えば、「ダメ!」と怒られてしまうと恐怖を司る「へんとう体」が反応するだけで前頭前野は発達しない。恐怖によって一時的に欲求を押さえ込むだけで我慢とは違う。
子どもが自ら我慢するように促すことが抑制機能の発達にとって大切なんだそうです。

未発達時の具体的対策:①簡単なルールを決める
(このとき「なぜ我慢するのか?」という理由を知り、自ら考えることで前頭前野が発達するそうです)
           ②出来たら褒める

年齢があがるにつれて長期的な目標を設定することが大切で、社会性や次のステップへと進む為に重要な脳機能だったんです。

ですが、いつもいつもこれらをやってたら時間や労力がかかりすぎます。
自分に余裕がなくなってお母さんが壊れてしまっては本末転倒なので、気づいたときにでいいので実践していくことをお勧めします。

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3.夫に激イラするのは脳のせい

随分前から言われ続けていることですが、夫の子どもに対する反応の遅さに「イラ!」とするのは女性と男性の脳の違いなんです。
(科学的に認められてきました)
女性の脳は子どもの泣き声に敏感なようにつくられています。
男性はというと、子どもの泣き声もノイズ音も同じ脳の反応でした。
ということは性格の問題ではなくて脳の違いなんです。
これが夫婦間の「育児ストレス」の原因、離婚の原因にもなりうるそうです。

だからと言って男性が子育てにおいて劣っているとかではなくて、訓練=子育てを積極的に続けると反応は早くなるそうです。(現に実験ではたった3ヶ月で効果が現れました)
お母さんの持つ脳は子育てをするに至っては抜群の威力を発揮する脳機能を持っているけど、男性も小さいながらにも訓練や体験を通じて発達することが出来るんです。
何事も経験なんですね。

しかも男性が子育てに関わることで父子ともに「オキシトシン」が分泌されます。
しかもこの「オキシトシン」=愛情を深めるホルモンは凄いです。
実はこのホルモンは子育てをするために生まれてきたホルモンなんです。
恋愛の為ではなく、子育ての為ですよ!
女性は授乳や出産・子育て中に多く分泌されます。
男性も子どもと関わることで分泌されます。

とても面白い実験がありました。
妻子ありの男性にオキシトシンなしとありで若い女性を近づけたときの相手との距離を計ります。
結果、オキシトシンありのほうが拒絶する距離があった。
つまり、

男性は魅力的な女性を見ればアプローチすると思われるかもしれない。
ところが、パートナーがいる場合、オキシトシンはその意欲を抑える働きをします。
そうして夫婦の関係を長続きさせることで子どもが安定して育つ環境を守ろうとしていると考えられる。 

あらやだ!
男性が子育に関われば関わるほど絆が増えて夫婦円満、家内安全なんだそうですよ、奥様!
男性は家族を大事にするためにオキシトシンが発達してきたんだそうです。
愛情というのは家族に対する愛情であって誰でもいいわけではない、という実験結果となりました。


さいごに


現代は近くに身よりもいない環境の中で夫婦2人で子育てしていることが多いです。
近くにいても「甘えたらいけない」と思い私もずーと一人で子育てしてきました。
本当は一人なんかではなく、色んな人に支えられてここまでこれたんですけどね。

女性だって働く時代、男性だってもちろん働く現代において、人類の進化から考えた時にひとつの転換期にきていることは確かです。
そもそも本能が使いこなせない時代なんです。
そこからどうしていったらいいか?
まずは夫婦間。
そこで無理であればお金を払って家事育児サービスを外注することではないでしょうか?
田舎にいたっては、友達、地域の人を最大限利用する。

子育てをしていて常に感じるのは一人では決して育てられないということ。
もし、育てているという人がいたら、傲慢なのではないか?と疑ってみるべきです。
絶対に無理です。
必ず少なからず支えてくれる存在・サービスがあるはずです。
これはシングル云々ではなく、社会や学校、地域、人、そんな大まかなものに支えられながらではないと育てられないということです。
たった一人でやっていけるほど人間は強くないし、むしろ弱いです。
核家族化で頼れる人はお互い夫婦だけという狭い関係性のなかで互いにうまくいかず苦しみあい、格闘しています。
現実はそうかもしれませんが、本来、子育てによって男女共に深い喜びを感じる事ができる脳のしくみを備え合わせていることが科学的にわかりました。
お互いに寄り添い、支えあいをすることで解決策は出てくるように思いました。


余談
私は子どもにはオキシトシン出ます。
3人とも完全授乳しましたから間違いなく分泌されているはずです。
多分出過ぎてそれを邪魔してくる夫はとうの昔に「敵」とみなしましたから、現在なかなか寄り添えないですが、なんとか不器用なりに子どもだけは守らないといけないなと思うのです。


また、見逃した方はNHKオンデマンドの方で有料ですが視聴可能です。
よかったら見てみてください!



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