以前、「高知の食を100倍楽しむ方法」というアイデアソンに参加した時、意気投合した移住大学生「しんじょう」君(@takahiro_shinjo)のプレイベントがあったので行ってきました!


その名も「いのちのワークショップ」。

自分で動物を絞めてさばき、さばけた肉を自分でちゃんと食べるという実体験。そして、前後でワークショップを行い、より食について改めて見直してみようよというイベントです。


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アイデアソンの時から、この構想を聞いていた私。
とてもいい試みだから、「応援するし、遊びにいくね!」と約束していたので、満を持してお山の上へライ・ド・オン!(*・ω・)ノ

お母さんとして、人として「自分が学び、子供達に伝えれることがあるはずだ!」と、自ら体験することが大事なのだと思い参加することにしました。
と同時にある程度の「覚悟」はいりました。
だって、生き物殺したことないんですもの!!(つд⊂)ゴシゴシ
田舎の親戚が絞めて食べ物を提供してくれることはありましたが、現場は「見なくていい」とか「見たくない」等の感情があり、目を背けていたというのが現状です。

でも今回お誘いくださったので、これは「いのち」や「食」に対して真剣に考える絶好の機会と捉えました。


会場はブログ「自由になったサル」でおなじみの矢野大地君(@123Vaal)が運営する「だいちハウス」(@daichi_house)。

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(標高700メートルにそびえ立つ)

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(その名も「だいちハウス」)


では今回は「と殺」と「ワークショップ」中心にお贈りしたいと思います。

1.はじめに


今回の会の趣旨や流れ、自己紹介からはじまり、今日はどんな気持ちで来たのか?などを参加者のみさなんで共有。
参加者は上は60代、下は20代。
県内外からの主に大学生主体の計19名でのスタートです!

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2.「と殺」体験開始。



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(これから捌かれることを察してひどく静かでありました)

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(絶対に乱暴な持ち方や扱いをしてはダメ!大事に扱うことが最低限のマナー)

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(命少ないことを察しトサカは垂れています)

これから「命」を頂くので、一羽、一羽大切にいのちの温かさや鼓動を感じ、そこに「生」があることを確かめます。

私も抱きました。

トクン・・・!
トクン・・・!
トクン・・・!

と心臓の動きが手に腕に伝わり、体温は温かく、生きていました。
私も精一杯抱きしめましたが、あまりの温かさに私の気持ちの弱さが伝わりすぎて鶏がブルブル震えていたので、それ以上私は抱く事が出来ませんでした。
(3分程度が限界でした)
今でもその温もり、鼓動は忘れません。


3.いざ!「と殺」に挑みます。


ここからは閲覧注意です。
気分の悪い人は飛ばして頂いて結構です。
大丈夫な方は詳しい記事を参考にしてください。

■ 参考記事:「自由になったサル」「【観覧注意・と殺】僕らは命の大切さを日々感じているだろうか?」

■ 参考記事:「じんじょうブログ」「【閲覧注意】鳥を屠殺して食べる、いのちのワークショップ。」


まずはプロの猟師「こーや」さんの絞め方、捌き方を見て、各グループで絞めていきます。
また、本山町の猟師さん「かずちゃん」と「けさピー」さんも手伝ってくれました!

① 鶏を絞めます

② 血抜きをします(逆さ吊り)

③ お湯につけます(沸騰しているお湯に1分弱)

④ 毛をむしります (お尻と手羽は冷めるとむしりにくくなりますから、すぐにむしります)

⑤ 精肉していきます

⑥ 余すところなく頂く(とさか、内蔵、体内にあった卵まで)


猟師の「こーや」さんが仰っていたことが、とても印象的でした。

「僕は猟師ですが、何度やっても絞めるときは心が苦しいです。食べる為とは言え「命」なわけですから苦しいです。みんなそうです。けれど誰かがやらなければいけない。なので僕が出来ることはためらわずに楽にしてあげることです。無駄に苦しめてはいけません。」

そして実際に絞めてもらうことは、男性にしてもらいました。
怖かったと思います。みんな20代の青年ばかりでしたから。
非常に情けなかったです。
勇気がなかった。これにつきます。
もう、ここはみんな苦しかったと思います。
「生」が「死」になる瞬間ですから。
涙も出ました。
だからこそ、血抜きの姿を見つめること、
毛をむしることを、みんな必死でやりました。
(必死とはまさにこのことに使うのだなと思いました)
私は毛をむしるのでさえ怖かったのですが、そこは「逃げちゃダメだ」と頑張り、綺麗にむしりました。
怖くて震えていた女子大生も必死にやりました。

そして見慣れた姿になってからは、主婦ですから台所で鳥をさばくのと一緒でガンガン部位に切り分けて行きました。(この違いは多分「慣れ」なんだと思います。自分はゲスやなと思いながら捌きました)


4.感謝を込めて「いただきます!」


想像以上に体力と精神力を使う「と殺」体験。
精肉し終わるころには脱力、それと同時に自然とお腹が空いている事実に向き合うことになりました。
あまりにも自然な自分の身体の反応に素直に感謝を込めて命を頂くことにしました。

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(みんなで食卓を囲む準備をします)

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(捌いた鶏もも肉をバーナーであぶり、タタキにします!これは猟師にとってはごちそうです!)

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(ポン酢と薬味をのせ完成!)

これがめちゃくちゃ美味しかった〜!!.。゚+.(・∀・)゚+.゚

鮮度がないとタタキ(半生)って食べれないですよ!
しかも薬味の葉ニンニクがサイコー!生姜をすりおろした薬味をのせると、また違う味わい!!

そして矢野君が仕込みしてくれた「牡丹鍋」(イノシシ鍋)本山米を頂きます!

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何故か最高に幸せでした!!
そしてみんなと食べるご飯は、より一層美味しかったんです!!


5.さいごに。


最後にこの「と殺」体験を終え、参加者一人ひとりの気持ちの変化、「食」に対する思い、「いのち」に対する思い、心情を聞くワークショップをしました。
みんな本当に頑張ったと思うし、どの意見も涙が出そうでした。ってか出ました。

毎日、大量の「食」に溢れている日本。
それがどのように生産され、どのように流通したものかを考える機会はほぼ皆無でしょう。
しかもスーパーで精肉されたものしか見ない現状では、そこに「命」があったのかさえも見落としてしまうことでしょう。

お腹いっぱいになるまで食べる。
腐ったら捨てる。(過剰供給)
そんな飽食を繰り返している現代において、確実に私達の為に「死」する牛・豚・鶏・魚の「命」の数は膨大な量なのでしょう。
世界的にみても適正な需要と供給を考える時期にきていると思います。
まずは一人ひとりが自ら考えるいい機会になればと思います。

残酷でしたが、とても優しい気持ちになれました。

これは、とても不思議なのですが、優しくないと絞めれないのです。

貴重な体験でした。
これは仕事を休んで体験する価値はあります。

しんじょう君のイベントに注目してみてくださいね!


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(最後に参加者全員で記念撮影!とても素敵な時間でした。ありがとうございました!)


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